久しぶりに三浦市のブーランジェリー「充麦」を訪ね、店主の蔭山さんとおしゃべり。ひっきりなしに買いに来るお客さんを落胆させぬようにと、早朝から午後まで、パンを焼き続ける働き者の彼。ずっと土間で立ちっぱなしの足元には、その働きぶりを示すように、小麦粉などパンの材料がふりかかり、使いこまれたビルケンシュトックのサンダルが。ぼんやりと、そろそろビルケンの靴を新調しようかなと考えていただけに、働く靴としての表情にいっそうと見入ってしまいました。
店に立ち寄ったその足で横須賀のローカルタウンへ向かう。インディアンジュエリーなど、シルバーのアクセサリーを制作する寺元憲悟さんと数年ぶりに再会。ぼくの著書「湘南アトリエ散歩」での取材以来のアトリエ訪問。取材のさい見せてもらった、ハンドメイドしたシルバーのバックルやコンチョをちりばめたビルケンをいまいちど眺め、自分にふさわしいデザインと仕様を寺元さんに相談。
造形センスはさすがと改めて見惚れつつも、自分には素っ気ないほどンプルなかたちが合うと考え、装飾を排したバックルのみオーダーすることにしました。葉山SUNSHINE+CLOUDに納めるアクセサリーをはじめ、たくさんのバックオーダーを抱える寺元さん。制作にとりかかれるという2カ月後が待ち遠しくてたまりません。
LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH.