精緻なつくりとリアルな色合い。「気色悪い」ともとらわれるかもしれない鳩玩具。これが大らかな仕事ぶりが魅力のインド製品であることに意外さを感じるのは、ぼくひとりではないでしょう。出張先のインドの路上でこの玩具が売られているのを目にしたchahatオーナー・大竹さんは驚きとともに、ブラックなセンスに一目ぼれ。売り手のおじさんからまとめて大人買いしたそうです。
先週末、ズシchanatを布探しに訪ねたさい、この玩具を見つけて、衝動買いしちゃいました。コレクターでないと自負するのに、鳥のオブジェについては物欲の歯止めが効かなくなる。もはや「収集」に近い行為の背景を知りたくなります。玉虫色の彩色が生々しい鳩を店で入手したインドの白カディに置いてみます。露出を絞ると、縦糸・横糸の質感がほわんと写真に浮かんでくるのがいい。アイロンがけしてシワを伸ばそうと考えたのですが、洗ったら少しやわらかな風合いになったので、そのまま物撮り用布として活用していこうと思います。
お尻が出るヒモを引っ張ると、予想外のスピードで鳩が走り始めます。その速さと羽の凝った動きにもまたまた驚かされます。静態、動態とダブルでスゴイ。おそるべしインドの玩具。
LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH.
SIGMA DP3 MERRILL
iPhone6(Slow Motion Movie)