料理や物の背景に敷く、よい質感の白い布をずっとずっと探し求めています。さまざまな素材のいろいろなタイプの布を手にしてきましたが、いまだしっくりくるものに出合えていません。編み目がざっくりしすぎるのも、なめらかでのっぺりしているものもなんか違う。素朴と洗練の中間ぐらいの、ほどよいものがないだろうか。先日、雑誌や書籍、店舗などでスタイリングの仕事をしている方に助言を受けてから、手仕事の温もりが宿るインドの布を多く扱う逗子Chahatを訪ねました。
このブログを書いているころには、仕入れのためにインドを旅しているオーナー・大竹さんのユーモアと美意識があふれる空間。開店後の昼どきにはバックヤードの台所からいい匂いが漂い流れてくるのも素敵。
手つむぎ、手織りの布「カディ」が多様に揃います。幅はだいたい110cm、長さは50cmから切り売りしてくれる。お目当ての無地・白も質感が異なるものがいろいろストック。太陽光のもと、編み目の細部を確認して、「これかな」と感じた1枚を選びました。
縁や端の方はインド特有ともいえる淡いグリーンで彩られている。物撮りで使うのは、白い部分だけだけど、ちらっとこのグリーンが画面に入ってきてもgood。編み目は適度に細かく、ずっと探していたのは、この質感、風合いだったかもしれない。白い布だけに集中して見比べたことと、たまたま入荷のタイミングがよかった幸運が重なり、理想の布にめぐり合えたよう。家に持ち帰って、早速物撮りテスト。結果は明日に続く。
LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH.