葉山・真名瀬の元漁師、矢島四郎さん。雑誌や地域コミュティペーパーの取材でさんざんお世話になった恩人ですが、ぼくは恩をもらい放し。この日は漁をしていたころのハンター然としたシャープな表情をとらえた写真をフォトブックにまとめて持参したのだけれど、過去の自身については興味ない様子。その反応から心情を察しなければ押しつけがましいものになってしまうなぁ。結局ぼくは少しもお返しができていないのです。先日は、かつて葉山沖でたくさん獲れていたというカジキのくちばし(吻)をいただきました。吻のかたちから想像するにマカジキのものかもしれません。
四郎さんのお父さんが墨で文字を描いた昔の素焼きタコ壺、漁網の浮きガラス玉など、四郎さんから贈られた宝物コーナーに飾りました。貴重な葉山の漁師文化。たいせつに預かり、毎日眺め、必要があれば、どこにでも提供するつもりです。
HASSELBLAD 500CM , PLANAR80mm
LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH.