葉山から鎌倉二階堂までスロージョギング。目的はアンティーク&ブロカント店「FIVE FROM THE GROUND」の訪問。ちょっと前に同店のインスタグラムでツバメのオブジェらしきものを目にして、実物に触れたくなったのでした。店主ナリヅカさんの撮る写真は、味わい深い古材やパーツを背景に、そのものの魅力をとてもよく引き出されていて、どれも強く惹かれます。ぼくの著書「湘南アトリエ散歩」でも大好きな空間のひとつとして紹介させてもらった店ですが、今も変わらず美意識をもって独自のスタイルを貫き通しているエクステリア、インテリアに憧れます。
ナリヅカさんがフランスの蚤の市で出合ったという木製のツバメ。裏面は塗装されず平坦であることから壁に飾ったものでしょうか。ヨーロッパではツバメは幸運を招く鳥の象徴。その信心にならって、家の玄関に3M外壁用強力両面テープで貼りとめました。ヒノキの引き戸はムカデの侵入口でもあるので、このツバメに目を光らせてほしいなと(笑)。
マットな黒に白と赤の配色。ところどころブルーグレーの素地が露わになった風情が佳いなぁ。自分でペンキを塗った壁に貼り終えて、犬の散歩に出かけて戻ったら、さっそく裏山の見かけぬ鳥が見に来ていました。特別な何かを内包するオブジェのよう。南からツバメが家の前まで飛来し、子育てをする時季もまもなく。仲間と見間違えて、軒下に巣を設けてくれたらいいな。
LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH.
SIGMA DP3 MERRILL