2016年3月28日月曜日

愛着を継ぐ



さまざまな思い出が染みこんでいるものの、体型やライフスタイルの変化などで、着ることがなくった愛着のウエア。一緒に旅したり、自然のなかに分け入ったり、それぞれのストーリーがあるパタゴニア製品を交換するSWAP MEETが先日行われました。パタゴニア鎌倉前のスペースが旧くも新たな一着との出合いの場に。


いつも気持ちいい空気が流れているデッキ。駅周辺の観光客の喧噪とはうらはらに、穏やかな空気に心やすまります。隣接の市場に出店する乾物屋の店主もタタミイワシの差し入れを持って覗きに来ました。パタゴニアのダウンジャケットを羽織る胸元からちらりと見える、マンゴー色のシンチラヴェストがいいなぁと眺めていたら、なんと同じものが持ち寄られていました。


90年代のパタゴニアを象徴するテーマカラーのひとつ。見ているだけで活力が出てくるようなヴィヴィッドな色合いがぼくは大好きです。当然、自分の着古したものと交換してもらいました。


ぼくが訪ねたタイミングでは、こんなレアな一品も。シックなチェック柄のショートパンツ。こんな製品があったんだと驚いていたら、ストアのスタッフが出されたもの。もともとはロングパンツだったのを詰めたのだとか。よいアイデア! 今度、真似してみよう。サイズも探していた28、スリムになった自分の腰回りにジャストフィットで、嬉しいなぁ。



交換できた人には、葉山「THE FIVE★BEANS」のスペシャルティコーヒーのもてなしが。ぼくの服を選んでくれた地元住民とおいしいコーヒーを飲みながらデッキで談笑するひとときが楽しい。




店頭でのウエアのリペア体制もいっそう充実。従来のパタゴニア製品対応に加えて、どんなウエアも直してくれる葉山在住、マルヤマサチコさんがスタンバイ。久しぶりに会えてよかった! ぼくも直して欲しい服がいくつかあるので、毎月定期的に葉山「カラバシ」で開催されている「お直しSunday」に今度、持って行きますねー。鎌倉と葉山、ローカルの「いい感じ」が満ちあふれる素晴らしいイヴェント。次回、SWAP MEETが待ち遠しいなぁ。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH.