親友の海洋研究者ヤマキさんが海藻をリアルに保存する技術を生み出した。たぶん世界初の試み。海藻は海のなかで海流や潮流に揺れるさまを、天からの太陽光越しに透過して眺めるのがもっとも美しい観賞法。水族館の水槽じゃなくてね。一般の人には、なかなかかなわない海藻アートのビジュアルをおいしいご飯やお茶、お酒を味わいながら愉しめるようにした発想と実践はなにげにスゴイ。4月3日まで葉山森戸神社そばの「カラバシ」2階にて、その稀少な体験をすることができます。リアル海藻おしばは色合い、質感、立体感とも圧巻の存在感です。
ヤマキさんが書道家・絵描きのはなてるさんや、美しすぎる漁師、畠山晶さんと制作したZINEを会場では配布していて、写真、絵、取材内容のクオリティがこれまた素晴らしい。葉山の豊かな海の幸の調理法、レシピまで紹介した充実のペーパー。こんな上質なのをもらっていいの?って恐縮しちゃいます。ヤマキさんの前へ前へと進む力、見習わなくては。
※地域住民はご存知かと思いますが、葉山一色海岸では真冬からの水温上昇で天然ワカメは不作。2軒隣の漁師さんも今シーズンは完全に諦めて舟も出さないそうです。
LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH.