蘇ったライカFLEX SLをクランプラーのケースで包み、パタゴニアのトレイルランニング用リュックに忍ばせて、三浦半島を南下。家の前からひたすらまっすぐ県道、国道をゆっくりスロージョギング。目指すは京急三浦海岸駅前。片道16km、往復32kmの道のりです。走り慣れた葉山近辺を抜けると、道端の景色はさらに味わいを増していきます。
車やバイク、自転車では一瞬で通り過ぎてしまう景観を、ゆっくりじっくり眺め、スナップできる。これぞ、スロージョギングの醍醐味。
三浦市に入ると、空がいっきに高くなる。畑の緑と青空の対比色、開放感で気持ちも伸びやかに。
家から約2時間半で目的地に到着。第一目的は三浦ストアで旬のイチゴジャムを買い求めること。友人のTさんが営む、三浦半島のいいものがいっぱいのスーベニアショップ。美しく健やかな手仕事良品を活用したディスプレイも見どころです。
物欲が充たされたら、三浦ストア向かい、地域で愛される喫茶店「ぽえむ」へ。友人のTマスターが柔らかな笑顔を迎えてくれました。この空間に流れる、ゆったりとした空気が好き。南からの明るい光を透過して輝く、Tさんの倉敷ガラス・小谷真三コレクションも必見。
ふたりのTさんと趣味の話で盛り上がりながら、自家焙煎豆をていねいにドリップして並々と注がれるジョッキコーヒーで喉を潤します。三浦半島随一のアイスコーヒーだと個人的に思います。2時間ほどくつろいで、半島を北上ラン。横須賀農協が運営する道の駅「すかなごっそ」やコンビニでソフトクリームを舐め、糖分補給したのですが、帰り路はバテバテ。くたくたになってなんとか家に戻りました。50歳を過ぎての体力過信と無理はいけません。翌週末のランをお休みするほど疲労感が残りました。自戒せねばと、備忘録。
LEICA FLEX SL , SUMMICRON R 35mm 1st , FIJIFILM PRO400H