新宿富久町の靖国通りから明治通りにクロスし、千駄ヶ谷を経てモダンアパートメントを仰ぎ観ながら渋谷に向かう。少し肌寒いくらいの気候が散歩にはうってつけ。思考はクールに、体はホットになる。
原宿にさしかかると、信号待ちをしているBEAMSフェニカのバイヤー・テリーエリスさんに遭遇。なんという奇跡のタイミングだろうか。手にはアケビ蔓のカゴが。ブラウンでコーディネイト。青シャツの挿し色、ロールアップしたカーゴパンツがいかしている！
秋田の工人・中川原信一さんがつくる大きなカゴにそっくりで、胸の鼓動が急激に高まる。エリスさんも東京でカゴ男子を実践していることに大きな勇気をもらい、先ほどまでの落胆も霧散。僕も堂々とカゴを都会で日常使いしていこう。
LEICA M-E , MACRO-ELMAR90mm f/4
