鎌倉の友人から情報を得て仕事帰りに銀座メゾンエルメスに寄る。19時半まで入場可能なミルチャ・カントル展を鑑賞。夜、エルメスに行くという格別な高揚感が日中仕事のモチベーションをぐっと上げる。
今回は写真撮影OK。奥の部屋は動画撮影も許されている。扉の開け閉めに連動してウインドチャイムが荘厳な音を一斉に奏でる。鳴りやんだあとは、空調の風を受けてささやき、和ませてくれた。
北米woodstock windchimes社の『chimes of java』を譲ってくれたショップオーナーはウインドチャイムの扱いで人の成りがわかると言った。パイプの音は風情にも、暴力にもなりえると。耳を澄ませて聴こえる音は聴覚がひらいていく快楽がある。屋根裏に仕舞っているチャイムを久しぶりに吊るして「バリの水田を渡る音」を愛でてみようかな。
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