機能美という観点で乗り物のほか、とくに惹かれるイタリア製品はと尋ねられたらペルソールのグラスフレームと真っ先に答えたい。それも1995年以前、ブランドが買収される前のRATTIに限る。
ヒンジ部に施される矢型のシルバー装飾「フレッチャ」。その艶めかしい輝きは魅惑のアイコンとなって僕の心を捉える。ポンペイやヴェローナで知り合った人は古いRATTIを掛けていて、嬉しくなって賞賛すると自慢気な笑顔を浮かべた。自身はちょっと困ったことになってきて、ペルソール愛が再燃しそうな気配。1980年代あたりのモデルを探しに、世界一のヴィンテージフレームを集めてくる、原宿の岡本ブラザーに相談しようかな。
SIGMA DP3 MERRILL
