2015年7月27日月曜日

涼夏の会


美しく涼しげな手仕事良品が集まる「涼夏の会」が鎌倉「もやい工藝」で始まりました。シンプルで健やかな吹きガラス製品をはじめ、目から涼を感じられるものが並びます。


例年より、初日から会場は盛り上がりをみせたそう。明らかに、民藝への関心が高まってきているのを感じます。



吹き抜ける谷戸の風を受け、心地よい陳列を眺めます。個人的に、いちばん心惹かれたのは、佐藤多香子さんの裂織。藍の繊細なグラデーションに目が吸い込まれていく。


 とても大きなサイズ。これだけ織るのに、どれだけ時間を要したのだろう。驚異的な手の仕事が会場の中心的存在となり、民藝の真髄をしっかりと伝えてくるように思えました。

LEICA M-E SUMMILUX50mm