2015年8月21日金曜日

晩夏の冒険クルージング


力道山が愛車チネリに組み入れていたカンパニョーロや堅牢な日本の古い部品をセットして、サイクル・アーティスト谷信雪さんに制作してもらった「快速ビーチクルーザー」。先日、不具合のあった箇所を茅ケ崎の工房で診てもらって久々にクルーズ。葉山から三浦海岸まで往復約30km、爽快に風をきりました。ヴィンテージ自転車ゆえ、自身の日常的な整備を怠ると、ヴィンテージカー同様、機嫌を損ねます。この日も走行中、クランクから異音が。音の原因はわかっているし、対処する工具も携行しているのですが、行く先の待ち合わせ時間に遅れるわけにはいきません。かなりドキドキしながらペダルをこいでいました。その緊張感はよくいえば冒険心に通じる。無事、往復できたときにはリスクを乗り越えた充足感へとポジティブに転じ、夏の愉快な体験として記憶に残ります。




三浦半島を行き交うロードレーサーのスタンダードである蛍光色のサイクルウエアは苦手。身にまとうのはパタゴニアのトレイルランニングやクライミング用ウエア。頭はsashikiの使い込んだキャスケットとBLUE LUGのカスクを合わせて保護します。




やはりロードレーサー御用達の、とんがったデザインのヘルメットも気に入らず、いろいろ探って、このセットがいちばん自分の雰囲気には似合うようです。谷さんも、いいね!と褒めてくれました。


LEICA M-E SUMMILUX50mm