数年前、岩手の花巻温泉を旅し、旅館の客室に入るなり、空気の清らかさに触れ、あまりの心地よさに心酔しました。床の間に据えられていた、空気清浄器の効能なのかは、本当のところわかりませんが、この家電への憧憬が強まりました。とはいえ、絶対的な必要性を感じずに時が経過した先日、量販店のポイントが貯まり、何かを買おうかという話になって、空気清浄器を選ぶことに。温泉旅館が採用していたのと同じシャープ製。プラスとマイナス両方のイオンを放てるのはシャープだけ、というのが店員さんの話。その言葉に惹かれたのと、白くてすっきりとした、無難なデザインに目が留まったのでした。犬やカビの匂いが漂う土間に早速、置いて、スイッチオン。一日経ったら、なんとなく空気がクリーンになった気がします。妻は全然変わらないじゃん、と冷淡。家電の効果って明確な体感だけじゃなく、心の持ちようも影響して、感じ方は人それぞれなのかもしれませんね。
