2015年9月10日木曜日

稀有なフィッシャーマン



スキューバダイビング専門誌あるいは、雑誌「湘南スタイル」の連載記事、海辺の専門書籍の取材で全国のさまざまな漁師さんと会合。誰も歩んだことのない道を選び、進もうという方ばかりですので、人間味あふれる魅力的な人物ばかり。そんな個性的な面々のいずれにもあたらない、きわだった印象を初対面で受けたのが、三崎、君栄丸の宮川元彦さん。




かつては伊豆諸島など遠洋漁業に従事し、今は鎌倉沿岸を除く、相模湾広域でのシラス漁と宮川湾での海藻や貝の潜り漁をしています。がっちりとした体格とこぼれんばかりの笑顔。風貌と豪放かつ明るいキャラクターにまず心をつかまれます。



君栄丸は直売所を構え、定番の釜揚げしらすのほか、しらすやちりめんじゃこなどを加工した多様なオリジナル商品を販売。その多彩な商品開発と展開は、店でさまざまなレシピ提案もおこなう奥さんによるものとか(「しらす」ロゴの発案は元彦さん)。週末の三崎朝市の日には、しらすを用いた春巻きを揚げ、店頭で売っていて好評だとか。いろいろな手法で売る努力を惜しまない姿勢には頭が下がりますし、学ぶべきところは多い。

 ぼくは、しらすとひじきをしそ味をあえたふりかけをいただきました。炊きたての白飯にふりかければ、ご飯がすすみます。このふりかけに野菜を加えたものを三浦ストアと協働して現在、開発中とか。商品化が楽しみです。

この日は店頭でお話ししただけでしたが、元彦さんの懐の深さには感嘆させられました。明るくポジティブ。Facebookでのコミュニケーションにも瞬速で応えてくれる。しらす漁や潜り漁の様子も見せていただきながら、これから親交を深めていけたらと願います。

LEICA M-E , SUMMILUX50mmASPH.