2015年10月13日火曜日

いざ佐助へ


体育の日、だからというわけではないのですが、決心をして葉山の家から鎌倉佐助まで海岸づたいにゆっくり走る。この区間を歩いての往復は経験あるけれど、通しの走行ははじめて。計21kmの道のり。風景を愛で、おいしいものをいただきながらジョギング。葉山のビーチから逗子の海辺の住宅地を抜ける。海辺の温かな光がたっぷりと降り注ぐ、のどかで平穏な裏道。このルートを滑走していると、あまりの心地よさで常に陶酔に近い、ハイな心の状態で、歩を進められます。潮がもっとも引いていたので、小坪の山から遠回りして材木座海岸を目指す。遠浅の砂地。穏やかな波にの紋が引いた砂上に描かれ美しい。



適度に固く締まった砂質。由比ヶ浜まで広々とした砂浜を走ります。ここの気持ちよさも極上。極楽浄土ではないかという楽園的やすらぎが満ちています。



由比ヶ浜の裏道から谷戸の佐助へと抜ける。目的地は、「もやい工藝」。取り置きしてもらった雑誌「民藝」のバックナンバーを受け取り、奥の床の間でお茶をいただく。器はいつもの大日窯の白磁。手のひらで包み、おいしいお茶を飲んでいるうちに、故・久野恵一さんが古い伊万里の猪口を陶工の久保さんに映させた、このオリジナル碗が欲しくなって求めます。安くてよいもの。いい買い物をできて、深く心が充たされ、葉山へと戻ります。続く

SIGMA DP3 MERRILL