2015年12月10日木曜日

紫外線対策


旅行ガイドのコラム記事を書くにあたり、紫外線の人体に与える健康被害について文献をあさりました。肌への影響のほか、眼を介しての害があることも知り、今まであまりにも無防備、無頓着に、紫外線たっぷりの地域で暮らしてきたなぁと少し反省。



砂地の照り返しも注意が必要。とはいえ、降り注ぐ光のなかで過ごす心地よさは格別なわけで、ぼくの場合は神経を細やかにせず、ほどほどに対策を考えていきたいと思います。たとえば先日は紫外線をブロックするパタゴニアのウエアのことを同社のテクニカルディレクターから教わり、さっそくそのウエアを旅先や日常で身にまとうことにしました。



眼の保護はサングラスが有効ですが、南のビーチリゾートや白銀の山中はのぞき、なるべく色が濃くないものがよいのだとか。そこで眼鏡のレンズを紫外線をカットする偏光ガラスに替えてみました(もちろん、偏光ガラスはサングラスの代用にはなりませんが)。ふだんは透明でふつうのレンズにしか見えませんが、気温が高くなく、快晴のときにはうっすらとブラウン色に彩られていきます。装着すると、その変化も楽しみながら、おもに精神面での安心感が得られ、結果、体へのダメージも少ない気がします。自分の場合、この「思い込み」がなによりキーポイントだったりするのですが・・・(笑)。ちなみにこの眼鏡はニューヨークにかつて存在したタートオプティカルのもの。現在、表参道に店舗を構えるヴィンテージ眼鏡&サングラス店「SOLAKZADE(ソラックザーデ)」で購入。レンズ交換も高い技術をもつ同店にお願いしました。

追記:「SOLAKZADE」の岡本兄弟がライカM-Eを手に入れ、ヴィンテージレンズのズマール50mmを携え、ネパールを旅されてきました。コントラストが穏やかな古きよきレンズの描写がBLOGで掲載されています。先日、ぼくはライカレンズの美点を店で熱く語ったのですが、ズマールを選ぶとは。さすがの審美の眼。わけもなく、嬉しくなりました。


LEICA M-E , SUMMILUX50mmASPH.