2016年1月3日日曜日

GHOST DANCEの革ベルト


横須賀のレザー&シルバークラフト・アーティスト寺元憲悟さんがつくる革のベルトに魅せられています。葉山SUNSHINE+CLOUDで展開中のシンプルなシルバーバックルを付けたパンツ用ベルトは身につけるとすこぶる気分がいいのです。使い込むほどに風合いを増していく上質なイタリアン・レザー、手で打って成型したハンドメイドのシルバーの趣きがさりげなくて、寺元さんの洗練されたセンスが現れています。


腰のベルトと同じく毎日装着するROLEXシードゥエラーのベルトも寺元さんに制作していただくことにしました。もともとこの深海探査用に開発された時計には、原子炉にも用いられているという頑強なステンレス鋼素材のベルトが標準装備されています。その無骨な雰囲気も良いのですが、なにしろやたら重い。腕にはめると、ずしりと重量感があって疲れます。そこで、もっとスマートに、軽やかに、この時計を毎日使っていきたいと願い、寺元さんに革ベルトをオーダーしたのでした。


アトリエで打ち合わせしながら、デザインの細部を詰めていき、その場でアイデアを形にしてもらいます。


 自分の腕の太さに合わせてベジタブルタンニンの一枚革の長さを決め、最低限3箇所だけバックルを留める穴を空けてもらいます。自分専用の世界で一つだけのベルト。


ハンドメイド感をあえて残したシルバーのバックル。自分らしい素朴なかたち。


 ふだんは腕の裏側に隠れる控えめな存在がいい。それに良い革は身につけていているだけで気分が上がります。そして、手打ちのシルバーは護符のような安息と平穏を心にもたらします。驚くほど軽くなったうえ、目にも体にも心地よいから、休日ははずしていた時計を常時付けるようになりました。つくり手の気持ちがこもった物は特別な何かをもまといます。その温かでピュアな何かをたいせつに日々、愛用していきたいです。

 追伸:この腕時計用ベルトはオーダーメイド品。寺元さんはHPを持たず、SNSもやりませんが、制作依頼したい場合、「GHOST DANCE 寺元憲悟」とキーワード検索すれば連絡先がわかると思います。

LEICA M-E , MACRO-ELMAR90mm ,  SIGAM DP3 MERRILL