2016年5月8日日曜日

半島を走るSLOWな旅


桜満開の一ヶ月前、葉山と三浦海岸駅を走って往復した半島南下旅を再び。2016年黄金週間の鮮烈な記憶となるよう、夏日の陽光にさらされるハードな天候下でスロージョギング。


相模湾沿岸と並行して半島の南端まで続く国道。歩道が影になる場所がほとんどないため、熱中症対策にパタゴニア「ベンテッド・スプーンビル・ハット」MADE IN USA旧モデルをかぶります。この帽子が完璧に働き、往復5時間ほどの走行中、頭部は常にクールな状態に。20年ほど前の製品が普遍的に機能を果たすのはさすが。ややレトロで素朴なかたちも好みです。


前回は糖分補給のソフトクリーム以外、何も食べなかったので帰路でエネ切れに。えらくバテてしまいましたので、今回はきちんと昼食を摂ります。芦名の人気ベーカリー「芦兵衞」で惣菜パンやデニッシュ系をいくつか買って「カインズホーム」近くで、木陰を見つけて食べました。リーズナブルで洒落てて、美味しいなぁ。このベーカリーのロケーションが絶妙なのですが、話が長くなるので、絶妙な理由は後日いつか。


京急三崎口駅前に到達すれば、ゴールは間近。三浦海岸駅方向に下りていく桜並木の坂道は木々の影が美しく、爽快感たっぷり。ここ、すごく気持ち良い道です。


前回同様、ジョギング旅の目的は三浦海岸駅そばの「三浦ストア」でジャムを買うこと。今回はつい先日、扱いが始まった、こちらのジャムをすくうのに最適なオリジナルスプーンも欲しかったので、食欲に加えて物欲も加わり、欲情が倍増。欲しいものが行く先に待っているから、やや自虐的かもしれない走行のモチベーションを保てたのだと思います。求めたジャムとスプーンの詳細は明日書きますね。


モチベーションを支えるもう一つのお楽しみがコーヒーハウス「poem三浦海岸駅前店」での憩い。マスターの辻さん、三浦ストア店主の高梨さんとここで、主に古美術や民藝、写真の話題満開で語り合う。その濃密な時間が心地よくて時が経つのを忘れます。のんびりとしたローカルな空気感にもなごみます。もちろんフレンチローストの自家焙煎豆でていねいに淹れたジョッキサイズのアイスコーヒーも絶品。自分の暮らす半島の南に、気心の知れた友人がいるのが、たまらなくありがたいし、嬉しい。彼らと顔を定期的に合わせたいから、ぼくはまた年齢なりのペースで、ジョギング旅を重ねることになりそうです。

LEICA FLEX SL , SUMMICRON R 35mm 1st GENERATION , PORTRA160