2016年7月23日土曜日

続々・燻製の練習


南部鉄鍋による燻製が思いのほか気軽で、調子づいて桜のチップを燻らせていたら残量が心もとなくなる。そこで町内の「COOK&DINE」に調達に行くと、あるじゃないですか、上質なチップが。



店主であり、鉄鍋伝道師、山口さんにうかがうと、北米CAMERONSの「バーボンオーク」を勧めてくれました。


とても細かく砕かれているので、はじめに火力を強めなくても煙が立ちます。食材にふんわりと香りをまとわせることができるのです。日本では燻製用チップといえば、桜(チェリー)が一般的で、ホームセンターなどでも手軽に入手できます。しかし桜は香りが強すぎて、どの食材を燻製しても同じ味に。その点、バーボンオークは控えめな香りで、食材のよさをより感じられるのだそうです。



試しに、クッキングシートを敷いて、パルミジャーノを燻製してみました。



チーズのクセがバーボンの薫りでやわらぎ、気絶しそうな旨さ。ウイスキーの肴にぴったり。呑みが進んで止まりません。



網にくっついてしまうはんぺんもクッキングシートに載せると上手に燻製できました。網に油を塗るよりうまくいきます。



めんつゆに一晩浸しておいたうずらも燻製の食材としては理想的。はんぺんとうずらは、友人に招かれたグランピングに持参したのですが、出発ぎりぎりまで燻らせていたら、集合時間に遅刻しそうに。それくらい燻製はシンプルながら、夢中になるんです。なにかと飽きっぽい自分ですが、燻製だけは長く愉しんでいけそうです。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm/f1.4 ASPH.
SIGMA DP3 MERRILL