2016年7月31日日曜日

涼しい民藝




珊瑚の海を想わせる沖縄の焼き物、穏やかな透明感が宿るガラス製品、風がさらりと通り抜ける染織品、おおらかなフォルムのカゴやザルなど。見て使って涼を呼びこめる、美しい手仕事良品が集まる「涼夏の会」が鎌倉「もやい工藝」で催されています。


佐助の谷戸を吹き抜ける風、豊かな緑を感じながら光に浮かび上がる吹きガラスの美しさに息をのみます。秋田、星耕ガラスの製品は繊細さも合わせ持ち、強く惹かれます。


沖縄・北窯の器。リーフグリーンを想起させる碧と緑が南洋の風情。明るく、自由な感じの絵付けが魅力的。


壁の染織品展示。静岡、山内武志さんの青いドンゴロスは力がみなぎっていて、場に涼しさと活気をもたらしている。佐藤多香子さんの織りもモダンで実にいい。

美しい民藝でこれからの暑さを乗りきる。そんな暮らしを支えてくれる良品、涼品揃い。明日の月曜日まで開催されている、鎌倉・梶原「POMPON CAKES」での「お菓子と民藝」イベントと合わせて、訪ねることをお勧めします。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm/f1.4  ASPH.