2016年8月15日月曜日

新宿の昼


この歳になって新宿という街に安らぎを覚えるようになるなんて、以前は想像もしていませんでした。混沌も猥雑も今の日本があっけらかんと露わになった景色に不思議となごむ。そんな街で働き、行き交う人のおおらかさにも波長が合う気がします。カメラを忍ばせ、被写体だらけのストリートを漂っていると街の寛容ぶりを肌で感じる。たとえば写真天国・マンハッタンで感受するものと同様の、その肌感覚が心地いい。東京で、そう心から思える地域があることに安堵しながら昼食天国でもある街を徘徊。先日はBEAMSのSさんお気に入りの「王ろじ」へ。伊勢丹そばの路地に垂れる老舗の暖簾をくぐります。


名物の「とん丼」をいただきました。インディアンカレーとトンカツの意外な組み合わせ。揚げたて熱々のカツを引き立たせるよう、カレーは前に出過ぎないさっぱりとした味わい。おいしくお腹いっぱい。ごちそうさま!

LEICA M-E , MACRO-ELMAR90mm