2016年9月12日月曜日

南房総 パラダイスな遠足/湾を渡り、街道ドライブ






食べ物や趣味、好きなものへの嗜好に共通点の多い友だち3人と南房総を日帰り旅行。ぼく以外は房総半島に生まれ育った男たちなので、ホームタウンのほんとうにいいところへ導いてもらえる。完全ビジター気分で、そのナヴィゲーションにしたがう楽ちんな紀行。



まずは三浦半島・久里浜から房総半島・金谷へ東京湾フェリーで向かいます。久里浜に駐車して、対岸には友だちが車で迎えてきてもらえる。この時点で、すっかりローカルにすうっと馴染んでいく気持に。こんな軽やかな心で東京湾を渡るのははじめての体験。




わずか30分の航海だけど、カモメやほぼ外洋の洋上を行き交うさまざまな船を眺め、たっぷりの旅情を満喫。対岸の椰子並木が目に入ると、さらに南の半島へ行き着いたという感慨がいつも湧きあがってきます。




土地勘のある友だちは、長狭街道をはじめのドライブルートに選択。正式名は県道34号鴨川保田線」。こんもりと緑が濃密な風景が左に、右に流れていく。山道を抜け、目指すの鴨川の手前にある日本の酪農発祥地、嶺岡で休憩。




ドライブの休憩といったら、やっぱりこれ。「みねおかいきいき館」が供するのは、濃厚な味わいですごくおいしい。おじさん4人がソフトクリームを舐めながら、「次はどこいく?」なんて会話をかわす。気ままに見えて、じつはきちんと一日の流れがプランニングされている。そんなニュアンスがとても痛快。それにしても、この物産・体験館が扱う地域の梅干しやゆかり、安いなぁ。その物価の違いに、近くて遠いふたつの半島の大きな差を感じたりして。小さくも濃い旅は続きます・・・


LEICA M-E , SUMMILUX50mm / f1.4 ASPH.