2016年9月26日月曜日

雨の休日は修繕を


たっぷりの湿気を含みつつ、降ってはやむを繰り返す雨水は冷たい。



秋雨がこんな長くも続くのか、今年ほど意識したことは今までありませんでした。走りに出かけようとすると、気まぐれな雨が降ってきて、ここは気持ちをきりかえて、家でゆっくり過ごすことを決める。



ずっと着手しようと思いつつ10数年が経過。デンマークのカイ・ボイスンがデザインした木製玩具を修繕しようと、ようやく手をつけます。両腕を留める関節パーツの純正ゴムパッキンが切れてしまい、ヘアゴムバンドで代用してつないだものの、ゴムが伸びきって、両腕だだらりと垂れる、だらしない姿に。修繕法をインターネットで探り、この方のblogを参考に水道用ゴムパッキンをamazonに注文。しかし、自分の不器用さゆえ、わざわざ取り寄せた水道用ゴムパッキンにテンションをかけて伸ばしたとたん、たてつづけに切ってしまいました。



そこで、スキューバダイビング器材用のパッキン「Oリング」を工具箱から見つけてきて代用。2個のOリングを紐で連結して左右の腕へと伸ばしとめました。マニュアル通りにいくよりも、その場にあるものを活用し、自分なりに工夫してうまくいったときの達成感はやっぱり大きい。


深く充たされて、さっそく両腕の具合を試します。おおっ、いい感じ!



カイ・ボイスンのfacebookページには、関節が自在に動く木製玩具のアレンジ例が多様に紹介されていて、象の玩具がこんなポーズをとれるなんて、購入後20年近く経って知りました。驚きとともに、自分の想像力のなさにすこし落ちこんだりも。

当時、目黒「マイスター」のスタッフだった中原さんが独立して開いたばかりの原宿「play mountain」で出合い、求めた玩具。今の自分の価値観、経済状況からすると、高価なものを衝動買いしていた時期が懐かしく思い出され、胸が熱くなります。あんなに熱量をもって東京のインテリアショップを徘徊することはないかもしれない。しかし、当時の散財はけっして無駄にはならなかったと自己弁護したいです(笑)。

LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm / f4