2016年12月2日金曜日

世界でいちばん好きな古書店


11月はほぼ毎週、鎌倉の古書店へ。広く深い見識、センスのよさをもつオグリさんが営む「ウサギノフクシュウ」ヘ。アートと暮らしを主軸にセレクトされた品揃え。良書が愛情をもって並ぶ店内では、いつも心地いい気に包まれるよう。「好き」が前提となった空間に心やすまります。


そんな空気を生む店主の嗜好に沿う愛蔵本を選出。バックパックに詰めこんで、せっせと運ぶ。年内、あと一度通えば、蔵書の9割9分は引き取ってもらったことに。大好きな本が誰かの心をときめかせますように。祈りに似た気持ちで、ブックパッカーは聖地を目指すのです。ウサギノフクシュウが在ることは、ぼくの人生において奇跡のような幸運なのだ。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. / f1.4