2017年1月7日土曜日

ついに、こけしを買う


つ、ついに、生来関心を抱いてこなかった、こけしを買ってしまいました。新年初の衝動買い。ここ数年、正月明けのイヴェントとして心待ちにしている青山OPAショップ&ギャラリーでの展示。大好きなイラストレーター佐々木一澄さんが絵と物で日本の郷土玩具の魅力を伝える。佐々木さんが描き、選んだ郷土玩具のいくつかを買うこともできる。初日前夜はほとんど眠れなくなるほど気が高ぶるのも毎度のこと。毎回1〜2個だけ、自分の本当の「好き」を突き詰めて求めています。2017年は何にしようかなと、事前に個展チラシから思案。今回はふと、こけしにしようかと心が定まったのでした。

自由で、伸びやかな手と心の動き。日本の生真面目な創造性から軽やかに逸脱する色彩とかたちの郷土玩具に感嘆。選び抜くのは本当に悩ましくも、楽しい。悩む過程で関心の核心に気づいた末、心がすっきりと整理されていく。とはいえ、会場に立つと、あれもこれも欲しいと優柔不断な煩悩がぶり返す。結果、後ろ髪を思いきり引かれながら、数個の選択物を手に帰ることに。それからしばらく悶々と、ぼんやり過ごす日々が続くのもおきまりのパターン。

まず手を伸ばしたのは鳴子温泉、87歳の工人、高橋正吾さんのこけし。白地に描かれるには素朴で清楚、上品な表情。迷いのない筆使いと、安定したかたち。自分にとっての、はじめてのこけしにふさわしく思えました。ギャラリーで販売している佐々木さんのイラストはがきと一緒に陳列。高橋さんと親交のある佐々木さんによれば、ダンディな工人だとか。工房の看板(表札?)は芹沢銈介が手がけたそうで、民藝関係者との繋がりもありそう。いずれお会いしたいなぁ。今年のこけし祭りは観に行こうかな。



こけしをもう一本。福島、土湯系のモダンなタイプ。黄色地に赤と緑の暖色の配色がポップ。鳴子型とは対照的な華やかさ、お茶目な表情にもまた、ときめきました。工人は太田孝淳さん(77歳)。円熟の境地でなお、ここまで心を遊ばせることができるのがすごい。さて、自分はこけし探求の旅にこれから自分は向かうことになるのでしょうか。毎日そばで2つのこけしを眺め、にわかに興った関心の行き先を探ってみますね。

LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm

佐々木さんのtwitterで会場の様子は追ってつぶやかれるかと思います。目が離せない!