2017年6月12日月曜日

Garege Blue Bell


英国好きの友人が鎌倉駅近くで営むティールーム「ガレージ・ブルーベル」。生まれ育った家に隣接する祖母の家を活用して安息の時間を提供していた。小鳥が集まる庭を眺め、昭和初期のモダンなフラットハウスでなごんでいると、リアルな鎌倉住民の暮らしを実体験しているように感じ、穏やかで静かな昼下がりに心酔わせることができました。諸事情でこの家を解体することになり、この空間での営業は6月末まで。来春以降、新店舗で再開予定とのこと。


繊細なトーンを描く風雅な陰影があり、緑豊かな鎌倉ならではの空間での美しい時間を惜しんで、先日は開店から閉店まで、ほぼ半日過ごす。友人と声が涸れるまで語らい、おいしいキーマカレーに笑みがこぼれ、ポットになみなみと注がれたウバやアッサム・ティーにミルクを和えて堪能。


妻は大好物な大きな自家製スコーンに、クロテッドクリームを載せていただき、満ち足りた顔を見せる。英国流ではなく、英国そのもののティータイムをここでは愉しめる。


英国自転車モールトンのレンタルは新店舗では行わないと店主。魅力的なプロダクトを肴に、店主と日が暮れるまで話しこむ。鎌倉における奇跡の空間。リニューアルまでが待ち遠しい。今月、あと一度は訪ねたいな。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. f/1.4