2017年7月4日火曜日

梅雨の鎌倉


カゴの修繕を依頼に、鎌倉・佐助「もやい工藝」へ。前日、たまたまスクーターの電球バルブも切れたので、逗子の「石渡輪業」に預けて、横須賀線で鎌倉駅に向かう。混み合う駅舎と駅前を抜け、裏駅こと西口から人を避けるように、こみちへエスケイプ。生垣の多い住宅地。ベースがきちんと整えられているから、繁茂する雑草とのバランスも美しい。葉山とは、また異質の風景に足が止まる。雑草の活かし方も上手だなぁと感心。


佐助にさしかかると、緑はさらに密度と量を増やし、眼に迫ってくる。シダ類も人工物を覆わんばかりに茂る。空気は湿っているけれど、時おり涼しい風が体を抜けていく。背後に山がそびえ、同じく高湿度地帯の我が家にも風が吹くけれど、今の時期は南西からのじめじめした潮風であることが多い。佐助の谷戸風はさらりと心地いいのだ。梅雨が過ぎれば『涼夏の会』が始まる。楽しみ。

LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm f/4