2017年9月8日金曜日

銀座で東北追想


東北への追慕の想いは消えることなく余韻に浸る日々。さいわい、仕事場近くには想いだけでなく東北の食を追体験できる施設が充実している。銀座には岩手県のほか、山形県アンテナショップも昼休みに歩いて行ける場所に立地。盛岡の冷麺は冷蔵庫にまだストックがあったので、おいしい山形プラザ」で晩酌用にと山形のだだちゃ豆と銘酒を買う。


旬の味覚・だだ茶豆は毎朝、山形から届くのだという。山形と東京駅は新幹線でスムーズに移動でき、東京駅から銀座の店へは外堀通りを歩いて15分ほど。長い距離をじかにつなぐ直結感がすごい。特定の農園の野菜は山形県内よりも、むしろ銀座の方が手に入れやすいのかもしれない。甘みを多く含んだ枝豆を肴に呑んだのは加藤嘉八郎酒造の特別純米酒『十水』。ワイングラスでおいしい日本酒アワード2017の最高金賞に選ばれた一本。すっきりと清涼感に満ちた味わい。秋田の吹きガラス工房、星耕硝子・伊藤嘉輝さんのワイングラスに注いで堪能した。工人として高い技術をもつ伊藤さんでも、ワイングラスはつくるのが難しいそう。そんな物のストーリーを思い浮かべ酒杯を傾ける時間が愉しい。

*おいしい山形プラザも SUICAの支払いに対応

LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm f/4