2018年1月28日日曜日

尊敬する絵師


同じ町内にくらすイラストレーター・つがおか一孝さん。アウトドア雑誌、「BRUTUS」や「ポパイ」といった男性誌など68歳の今も、嗜好とスタイルを貫き、最前線で活躍している。作風はもちろん、住居のほか、服装や日用品についても、長く使い続けられるもの、使い続けたくなるものを妥協をせずに選び、修繕しながらたいせつにする。その物との向き合い方に憧れる。つがおかさんに会い、好きな物や趣味の話をできるのが楽しみで、僕は葉山一色海岸アート展に参加しているのだ。先日の酒を交わした場でも、キルティングの布をフィルソンのサスペンダーで吊りながらまとう発想、工夫と粋さに痺れた。



ピュアな眼と好奇心をもち、揺るぎない信念ももつ。つがおかさんは強くてやさしい憧れの大人だ。散歩途中、つがおかさんの家のまえで、かまくらを見かけた。雪のテーブルも素敵だが、さらにキャンドルを灯すための穴を彫刻的に設ける着想、創造力がさすが。二日かけて娘さんとつくったらしい。「楽しかった!」と無邪気にコメントするつがおかさんとこれからも親交を深め、センスに触れ、学びたい。

※つがおかさんの住居は雑誌『SHONAN TIME vol.2』で紹介されています。

LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH.