2018年2月13日火曜日

鳥取県の民藝


鳥取の工藝品を紹介するホームページが佳い。Google Arts & Cultureの記事(ストーリー)として観ることができる。文字と写真の簡素なレイアウトに、YOUTUBEの動画とGoogle Mapが連動し、心地よいリズムでページが展開。Googleがもつ資産を活用した好例として感心した。Googleはホームページ制作のフォーマットを用意しているので、ぼくもチベットの工藝品をこのフォーマットで公開していこうかなとワクワクしているところ。

記事にGoogle Mapを堂々と(笑)埋めこめる点、PC、スマホ、iPadなど、観るハードに合わせて自動的にベストのレイアウトに変化する技術もさりげなくスゴイ。appleのアプリほど直観的とはいえないが、さほど苦労せずにページ構成していけそうなフォーマットにも魅力を感じている。なにげに画期的な試みをこっそり(?)と始めているのが、Googleらしい。まずは無料版で試し、上手くいったら、有料の契約をしてもよいと考えている。

上の写真は民藝の新作運動に関わった鳥取の医師・吉田璋也さんがデザインしたとされる栓抜き。今、なぜかぼくの手元にある。どこで入手したのか記憶が定かではない。鎌倉「もやい工藝」で久野恵一さんが出品した逸品にまぎれていたのかもしれないし、当時、ふつうに販売されていた物かもしれない。恵一さんは「デザイン」という言葉、行為を嫌っていたが、この栓抜きは悪くない佇まいだと思う。使う機会は減ったが、いつもテーブルのうえに置いて、ときどき触れては、存在感のある重さ、金属のやわらかなカーブの感触を愉しんでいる。

SIGMA DP3 MERRILL 75mm