2018年4月8日日曜日

葦簀のシェイド


鎌倉に店主ととても波長が合う一軒がある。日曜日のよく晴れた美しい朝、久しぶりにその店の前を通ったら、陽のさしこむ大きな窓に葦簀が立てかけられていた。陽をやわらげ、風も通す自然素材のシェイド。僕の家も同様に葦簀を日よけとして活用している。中国産の安価な製品は風情がないうえに長持ちしないから、鎌倉「寅堂」で茨城・渡良瀬遊水池産の良品をずいぶん前に求めた。それに似た質感の葦簀をクタクタになるまで使いこむ店主の嗜好に共感を覚え、わけもなく嬉しくなった。僕の家のは、すでに満身創痍のボロボロ状態。そろそろ寅堂の山田さんに新しい葦簀の手配をお願いしようかな。

LEICA M-E , ELMARIT28mm 4th generation