格好だけで虚勢を張る人は東京にたくさんいる。中身を伴う人は少ない。美意識、知識、追求、そして行動。表参道でヴィンテージアイウェアのショップ「solakzade」を営なむ岡本兄弟はすべてにおいて実を示す、東京では稀有な2人だ。
1964年製のメルセデスベンツでやってきた兄弟に真夏の参道で深い話を聞きこんだ。世界最高品質のフレームを200年以上のスパンでリサーチし、最上のデッドストックを世界中を旅して集め、失われた技術も再現する。世界一という表現を編集者は慎重に、なるべく控えるのが通常だが、彼らの飽くなき熱情には世界一の形容がふさわしい。
素材は揃った。あとはどう伝えるか。「全然あかんでしょ」と呆れられないようテキストを起こしている。2人を敬う理由を最適に表したいと願う緊張感が最善の結果につながりますように！
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