2018年8月7日火曜日

usual run



夏休み中、2度の遠出以外、海辺と山をめぐる、いつものコースをスロージョギング。



長者ヶ崎のハイビスカス🌺が咲き始めた。ちらほらだから、これからさらに暑くなるのだろう。花は事象を淡々と正しく伝える。



久留和海岸のフェンスネットに惹かれる。自宅もこれで囲むか、あるいは鎌倉の建築家、森博さんのようにツルマサキを這わせるか。そんな雑事を考えながら、いつも僕は走っている。ポリエチレン生地のネットは国産品(ダイオ化成製)だと幅1m×長さ50mで1万4,000円もする。中国製は約1/4の価格で買えるが、できれば国産品を選びたくなる。



熱射をさんざん浴びたあと、小川に下りる。風に揺れる草が眼に涼しい。



陰影のコントラストは真夏ならではの激しさ。



ハグロトンボ、英名Ebony Jewelwing、宝石のような漆黒の羽。まだ、メスが数個体だけだが、じきにエメラルドグリーンに身体が輝くオスたちも乱舞。メスは警戒心が強いが、辛抱強く向き合い、自身の気配を消していくと、やがて接近が許される。ライカのマクロレンズでアダプターなしだと、これが最短の撮影可能距離。あと一歩踏み出したい。





水流のそばで水分補給。夏はふだん以上に休み休み進む。





日陰でクールダウン。



三浦半島随一の急斜面を低重心、ローギアで上り、頂上でユリからのエールを受ける。



草いきれ。辛い体育会陸上部の夏合宿がフラッシュバックする匂い。しかし、50歳を過ぎた今は頑張らない。きついと感じたら即歩く。一息つき、ホームタウンまでいっきに下る。



山を下りて家に戻るルートは選択肢が多様。この日は水源地から川沿いに海辺へと向かう。途中、茅山荘前でまた休む。門の屋根に生える植物。自然に任せた風情を撮りたくて、バックパックにはスーパーワイドヘリアー15mmを忍ばせてきた。



2世代目のコシナ製レンズ。以前は赤色(シアン)が派手にかぶり、現像アプリでの修正が必須だったが、ライカME(M9)のCCD交換後は周辺の味わい深い減光はそのままに、赤かぶり現象が発生していない。今後は気楽にこのレンズを活かしていこうと、嬉しくなる。

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