神宮前のアートディレクター事務所へまた向かう。表参道駅から静かな路地をジグザグに進める、気持ちよいアクセスルートを開拓し、地域特有の景色を楽しむ。ここは創造の街。アトリエが観られることを意識して、個性を競うように空間の内外観をスタイリッシュにアピールしていて刺激を受ける。
ひっそりと佇むカフェのテラス席に座る、異様な眼力の男性にハッとする。あっ、作家の片岡義男さんじゃないか。直感でそう思ったが、その先に片岡作品をアーカイブしているVOYAGERの事務所が眼に入り、きっと本人だと確信し、ファンとしてドキドキした。すごいオーラを放っていたなぁ。
興奮冷めず、ハイテンションで打ち合わせ。こんこんとアイデアが湧き出てくる。創造の欲求を駆り立てる空気感。この地域に彼が事務所を構え続ける理由がよくわかる。
LEICA M-E , 7ARTISANS28mm / f1.4