妻が働く「横須賀しょうぶ園」で花火をやるというので、えっ、こんな時季にと驚きながら、日没後、葉山大道から衣笠駅行きの、本数のとても少ない京急バスに乗って行った。あまり期待していなかったけれど、短時間に高い密度で、しかも目前に打ち上がり、種類も多彩。木のシルエット越しの華に魅了された。始めは古いデジタルライカで手持ちスナップしていたが、超スローなシャッタースピードとなり、ブレブレ。諦めてiphoneのナイトモード撮影にきりかえた。
3秒間動かさないようにと求めてくる暗所撮影のモード。普通のカメラなら、ブレてしまうのに驚くほど夜景を明るく写し出す。呆れるほどの描写性能。だからといって味わいは伴わないのが、写真の奥深さ。
手ブレも佳いじゃんと、屋台のトン汁にデジタルライカを向けた。最新iPhoneは確実に記録できるけれど、その絵は記憶には残らないなぁと再認識。ちょっとブレた花火とトン汁の写真は興奮と温かみ、心の動きも留められた。
LEICA M-E , SUMMILUX50mm ASPH. / f1.4
iphone11 pro night mode
