2020年8月9日日曜日

納豆蕎麦



毎日、早朝の仕事から家に戻って、しばらくぼんやりと惚けた老人のようにNHKを眺めている。BSでMLBの試合を観戦後、賄い風の昼ごはんを口にしながら地上波でドラマ『エール』再放送、『ごごナマ』を観るというのがお決まりの流れ。後者は簡単に真似できるプロの技を教えるコーナー『スターシェフ』をたまに放映していて、夕飯作り担当の自分にはとても役立つ。料理人がスタジオにたまたま用意された食材を瞬時に選び抜いて数品のメニューを決め、ほかの出演者からの問いかけに応じながら30分内に調理する。その即興アイデアに唸り、臨場感に見入ってしまう。8月3日は麻布十番「更科堀井本店」の堀井良教さんが登場。市販の蕎麦つゆを活用した3品は簡単でありつつ細部にプロの技術を感じさせる。そのひとつ『納豆蕎麦』を、レシピをもとに作ってみた。



この一品は卵白でメレンゲを作ることと、納豆をひき割りに細かく砕くことが肝。これにより、ふわふわの食感になり、実際食べてうっとり。また、のちに同局の『まんぷく農家メシ!』ではメレンゲはふんわり食感が官能的な『スフレオムレツ』の元にもなると紹介。メレンゲ使いという新たな必殺テクを知り、自身の料理レパートリーがぐんと深化した気になった。



堀井さんの勧めるアボガドは無かったので、近所で入手した無農薬の茗荷を添えた。胡瓜やネギ、シラスとの相性もこの蕎麦は抜群だと思う。最後に卵黄をやんわりと混ぜるのが自分流アレンジ。



番組で蕎麦が盛られていた沖縄やちむんと同じ器(北窯のマカイかな?)でいただきまーす! 眼にもご馳走。旨すぎるー!

LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm / f4