2020年9月11日金曜日

逆さエアロプレス




カリフォルニアのコーヒー抽出器具エアロプレスはマニュアルに従い湯を注ぐと充分に濾されていない薄い液体が垂れ落ちてしまう。だから美味しさを追求する人は器具を逆さまにして使う。メーカーが推奨しないその手法はYouTube先生も紹介しているが、ぼくは葉山一色、御用邸前のコーヒー豆焙煎工房「THE FIVE BEANS」森嵜社長から教わった。



逆さま方式は注意点があって、ぼんやりしていると大失敗する。ぼくもはじめにやらかしたが、その後、手順を理解し、寝ぼけ眼の早朝でも無事できるように。嬉しさを報告がてら社長の所作を見せてもらうと、豆は軽量スプーン2杯分の30gを使い、湯で600mLまで薄めていた。家に戻ってなぞったら驚く旨さになった(ちなみにメーカーのマニュアルでは約15gが適量とされている)。



自分の嗜好に合う適量は今までの2倍のグラム数だった。ということは今まで2週間で200g使いきってきたのが、単純計算で1週間しかもたなくなる。今後は毎週200gあるいは2週間おきに400g買うか要検討。本当の美味しさを知ってしまった以上、太く(濃く)短く生きるかな。さて。

教訓: 何ごともマニュアル通りは無難かもしれないが、アレンジの向こうにグレートな快楽が待ち受けている

LEICA M-E , MACRO ELMAR90mm / f4
SUMMILUX 50mm ASPH. / f1.4