来年1月に葉山しおさい博物館でまた「葉山一色海岸アート展」を開催予定。ぼくは和菓子めぐるさんと共同出展の打ち合わせをして準備に着手。
森山神社土曜朝市で定期的に販売される和菓子をスナップしつつ、どのように撮影するか思案。写真の皿は秋谷在住の陶芸作家、濱田陽子さんによるもの。
持ち帰って家の土間でもテスト撮影。葉山一色の光と色、海洋生物をモチーフに創作する和菓子。その細部を照らし出す灯りは地域らしい温かな斜光のみに。和菓子の色味と造形を際立たせたいから背景は寒色系の無地にして、皿ではなく経木に乗せたい。しかし、コンクリートのグレーは荒々しく硬質すぎるかなとマットな背景紙を敷こうとオーダー。ダークグレーか明るめのグレー、もしくは深い緑色。光源は柔らかな薄灯りという選択肢もあるかもしれない。レンズはぐっと寄れるものに替え、一点に合焦させてまわりは穏やかに溶けていくような描写に。といった具合にアイデアを具体的にぐるぐるとめぐらせて前に進む。
LEICA M-E , MACRO ELMAR 90mm / f4
SIGMA DP3 MERRILL75mm / f2.8