2020年12月14日月曜日

居酒屋c :hord



日曜の午後は長者ヶ崎のアンティーク&ブックカフェc:hordへ。海と無人島を見下ろせる絶景店内をお借りして和菓子めぐるさんの創作和菓子を陶芸家、宇野(濱田)陽子さんの器とともに撮影。キッチンでは気仙沼の生牡蠣を供するべく、SHO FARM研修生、アウトリガーカヌーイストの雨宮さんが割烹着を纏って準備。








陽子さんの器を絡めたのは来年以降の次なる撮影につながるという意味もこめて。どう切り撮るか構図を思案しながらシャッターを押す。2つの要素に焦点を当てるのは容易くない。さまざまなイメージを練っていかねば。



1時間弱集中した後、14時から始まっていた昼呑みのテーブルにまぎれさせてもらった。



セレクトされた昭和ミュージックをBGMに、オーナーの瓦吹夫妻、陽子さん、雨宮さんをはじめ、初対面の人たちと愉快に歓談。ワンカップ酒片手に多様な話題で笑い合う快楽に酔った。90年代の葉山芸術祭や、一色海岸の海の家「BLUE MOON」、森戸海岸のアジアンカフェ&バー「LAH」の虜になっていた当時の熱情を思い返すような時間と緩き空間感だった。



ラストオーダーの頃には日没後の空と海が劇的な色彩に染まり、みんなで眺める。東京から来た女性は明日、都内の会社に出勤するなんて信じられない、と嘆く。わかりますよ、その気持ち。



名残り惜しむ皆さんより一足先に家路につく。



暮れなずむトレイルを歩こうかとも考えたけれど、海岸線に降りてほろ酔い歩きで帰る。今日も満ち足り過ぎる濃い一日だった。就職活動を継続しつつも、葉山一色海岸アート展の展示写真の選択にそろそろ本腰を入れなくては。

LEICA M-E, SUMMILUX 50mm ASPH. / f1.4
MACRO ELMAR 90mm / f4